私と半身が動かなくなった父との手紙

施設に入れてることに悩んでいるあなたへ

オナ禁していることを手紙に書いてしまいました

 

社長へ

拝啓

 

この生活も3年目となり、もうまもなく一時帰宅で久しぶりの外泊です。色々施設でも大変かと思いますが頑張ってリハビリ励んでください。

 

こちらはしらすが取れずおそらく3月ぐらいには獲れてくるだろうと思いながら、仕事がない日々を過ごしています。

 

社長ばかり我慢していると思われても かつ社長も俺ばっかり我慢していると思われても結果良くないので自分が我慢していることを上げようと思います。

 

まず禁欲しています。手紙でいうのもなんですが、しこってません。

 

これははっきり言って拷問です

 

世間では禁欲戦士 禁欲ファイターなど言いますが1か月我慢できる男は3パーセントという研究結果が出ているので相当なものであるというのは安易に想像できるでしょう。

 

社長が我慢しているのですから俺もがんばって いや頑張ってでは甘い そんな言葉で片づけられるほど禁欲は甘くありません。

 

性欲を殺す気で続けようと思います

 

元来男にとって最も困難とされている禁欲で タバコ 酒 以上に禁欲は困難であると言われています。しかし社長が我慢してる以上俺も負けないぐらい我慢しようと思います。

 

社長が帰って来る時がちょうど禁欲1か月になるところですが、禁欲していると世界の見る目がかなり変わります。

 

その辺にいる女の子がめちゃくちゃかわいく見えます

そして自信にみなぎり何でもできるように思えてくるのです。俺は大丈夫 禁欲できるのだから何でもできると思います。そして

 

もう嫁が女神のように見えます

 

ミロのビーナスです。

 

ちょっとのことでものすごいドキドキして、テーブル拭いてるだけでムラムラムラムラしてきます。

 

でも夫婦だからってなんでもできるものではなく、女神が近くにいるのになにもしてくれないという悲しき現実 いわいる拷問状態となります。

 

あまりの性欲に毎日筋トレをし、ランニングをこなし365日仕事しているのにさらに運動までしてしまうという

 

拷問を拷問でしか解消できないという状態になります。

 

これほど我慢しています。ですので社長も施設としての決まりを守るようにお願いします。

 

酒もタバコもかならずやめます

 

正直もう少し体が動くようになればもっと自由な施設に移動 → 本格的に在宅介護ということも視野に入れています。施設ではすこし規則が厳しいかもしれません。

 

毎日自由に食事が出来て、それでいて手厚い介護という施設もきっと存在しています。おそらく相当探さない限り見つからないとは思いますがきっとあるはず。

 

ともあれ規則さえ守っていれば誰にも会いたくないという 社長の願望 いわば世間から隠してほしいという願いは叶います。俺だって隠れたい 誰かに養ってもらって世捨て人になりたい そう思うことはあります。

 

とは言っても施設でつらいのはわかります。おそらく社長は規則を守る つまりいままで会社の王として何十年とふるまった人間にはどうしても窮屈でもっとも苦手な場所かもしれません。

 

お互いつらいことはあるので、お互いに未来へ我慢していきましょう。

 

敬具