私と半身が動かなくなった父との手紙

施設に入れてることに悩んでいるあなたへ

お金持ちごっこで奇跡が起きると思ったら…

社長へ

背景

さっそくですが次回一時帰宅を15日と言っていましたが18日11時~16時に予定してい

ただくようにお願いします。そのときケアマネさんも来るので一緒にいろいろ思うことあれば話してもいいと思います。

 

思ったのですがあのメモをつける習慣はとてもいいと思います。人間という生き物は言葉

そして文字に引っ張られる生き物です。

よかったらそのメモ帳をドリームメモなどにしたらいいと思います。色々な書籍を様々

見ている自分なのでわかるのですが

 

  • まずいい言葉を使う 
  • 紙に書いて決める
  • そのままわくわくする

これが最強の夢のかなえ方です。

 

先日日曜日だし、しらすもないし、嫁も熱が1週間ぐらい下がらないので子供と何年か

ぶりに遊びに行ったんですよ。そのときやったのが

 

お金持ちごっこだったんですよ

 

つまり1億円あると思って行動すると奇跡が起きる。ということをやってみたんですよ。

するとさっそく奇跡が起こってたまたま言った公園のさきで、たまたまお祭りがやってたんです。さっそくお金持ちごっこ開始です。

そのお祭りで1億円持ってると思って行動してみた結果

 

使ったの300円でした

 

しかもお祭りよりも公園にいた時間のほうが圧倒的に長かったですね。1億円あるのに

無料の公園でずっと遊んでましたからね。そのあと娘がストッカーにいってアイドルの

カードが入ってるくじをやりたいということで早速お金持ちごっこ開始です。

 

そのくじ40円なんですよね

 

しかも10回限定で何枚も引くことが出来ないんです。また当たりが入ってるらしく、普通に当たり引いて飛び上がって喜んでるんですよね。

 

もう金持ちごっこというより貧乏ごっこになってる

んですよね

 

子供というのは限定されないと喜ばないんです。何円でも使える状況より、これだけでどれほど楽しめるか そのほうが楽しいらしいんですよね。

 

社長もやってみてください、たとえば体が完璧に治ったごっこなどやると奇跡が起きますとにかく最強なのはありがとう なんか知らないけど夢かなっちゃったな理論がさく裂するのでニマニマしながら施設で暮らしてみてください

 

息子より

 

お返しはいったいどっちがするべきなのか考察する

社長へ

背景

もうまもなく18日に一時帰宅の本番が始まります。前のときにはトラブルで一時帰宅になってしまいましたが、今回があえて本番というところです。

まだいろいろあって母親の実家にはいけてませんので、予定を組んでいきたいと思います。

母親の実家からはお年玉をもらってしまい、お返しをどうしたものかと悩んでいるところです。

 

実際お返ししようにもばぁちゃんは特にほしいものは息子に買ってもらえるので、ほしいものらしいほしいものがないのが現状です。だけれでもお返ししないわけにはいかないのでなにか考えなければ…

 

しかも知り合いからもお年玉をもらってしまい、嫁に相談したところ

 

「今度シラスで返したらいいんじゃない??」と言われました。

 

なんで俺がすべてお返しせなあかんねん

 

そのお年玉は前々から子供が欲しかったDVDへと変貌し、なぜか なぜか俺がお返しをするということでまとまったそうです。

 

しかも先日の土地代が振り込まれておらず、事務所に顔を出したところ社長不在であったため出直すことに… それを3回ほど繰り返しても社長にはあえず忙しいようで、手紙を出すこととしました。

 

振り込みを確認し、お返しとしてしらす10個持っていきました。作戦としてはそれだけもっていけば家族だけで食べることは難しいため、配る → おいしい → 買いに来る 計画です。

 

この10個に関しては年4回振り込んでもらっているため、しらす500円×10個をお返しすることはいいです。またオートショップさんも振り込みを確認し同じ作戦で金を払ってくれたのに かつ 宣伝をしてもらおう です。。

 

これに関しては全然いいですよ 現に会社にお金があるのですから

 

しかし母親の実家も知り合いのお年玉も1円たりとも俺に入ることはないというのに、なぜか俺がお礼しなければいけないというのは現状です。

 

いやいや、子供のDVDのためにお返しをするのはむしろ嫁なのではないか??

 

この理不尽を何故か手紙に書いていしまいましたが、2月1日に船が出るのと2日はばぁさまが不在のため3日 11時の頃迎えに行くので 元気な姿を見せてください

 

息子より

キャッシュレスプレゼント理論

社長へ

背景

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。もう施設生活3年目突入となり新たな年を去年より良くしていくためにも今年はお互い我慢が必要な年となるでしょう。

 

去年を振り返ってみると、とにかく仕事だったように感じます。子供と日中遊んだ記憶もほとんどありませんし、シラスが高い中こうしてよくやったなと改めて思います。

 

今年はとにかく品質ではなくてサービスを重視し、パック 包装 から見直していこうと考えています。つまりお客さんの喜ぶべきはどこか??そして会社としての売り上げに全力を挙げる次第です。

 

今年Wii Uというテレビゲームをとにかく格安で導入し、どうにかクリスマスを乗り切りました。

 

去年子供のゲームデビューを果たしたWiiですが、1500円で導入し約半年遊ぶことが出来ました。ソフトは200~500円ぐらいのソフトで遊んでいたので、

 

183日だとすると一日1円にも満たない金額で毎日遊ぶことはできたので良かったと思います。

 

今回のWii Uに関しては色々と誤算もありましたが4,300円で入手しました。

額が額なので1年ほど遊びたいなとは思っています。嫁にはJCBギフトカード5000円分渡してなんなくクリスマスを乗り切りました。

 

私のクリスマスプレゼントは1万円以下に抑えたのです。

 

これに関しては毎年のごとく悩みに悩んでというよりは、どうやって安く 長く 子供に喜んでもらえるか そのことだけに焦点を当てています。

 

そして嫁に関してはほぼ現金を渡すのと違いないギフトカード

 

で指南を乗り越えています。大人というのは現金なもので物は物でも交換できる物 現金ちょい手前を欲しがります。プレゼントには魔物が住んでいます。誰だっていらないものをもらったりあげたりした経験があります。

 

もう少し踏み込んで言うとお前は買ってこなくていいから私が交換できる何かを持ってこい 

 

と結論に達し、

 

もはや日頃の感謝は子会社のごとく現金化されていきます。

 

もはや俺が金持ってないのが前提なので物では喜ばないことを前面に押し出し、なにかほしいものはあるか 

 

アンサー 現金でいい と夢のないことを言われ、物を上げる気力失わせ、ちょい手前のギフトカードを出させる。

 

この方法を

 

「キャッシュレスプレゼント理論」と呼ぶことにしました。

 

次回は18日 外出で11時から16時くらいを予定していますので楽しみにしててね。

 

息子より

 

施設でいくらおいしいものが出てきても不味いという理由

社長へ

 

拝啓

ばぁちゃんが入院して早10日ほど経ちましたが、もう間もなく退院できそうです。もちろん8月3~4日の社長の一時帰宅に余裕で間に合うので心配しないでください。

 

今度はコロッケを食べるそうですが、実際そんなものでいいのか??と思ってしまいます。というかいつもご馳走らしいご馳走でもなく、カップラーメンとかコロッケとかでいいのでしょうか??

 

大体みたらし団子は70円です。

 

いいとこお寿司ぐらいですが、まぁスーパーのお寿司ですし…でもそれが社長なのだろうなぁと思います。

 

 

実際高級だったのはハーゲンダッツぐらいだと思います。

 

 

それとまさか漬物屋が思い出せず、連絡が来るとは思いませんでした。少しずつは回復しているようですがまだまだ脳のダメージは全快しているわけではないのだなと感じます。

まぁ物忘れというものは誰でもありますし、今はほとんどネットで調べてしまいますので覚える必要もないかもしれません。

 

ちなみにですがこの手紙を打つのにどれくらいかかるのか??自分は2年ほど前からタイピング(文字をキーボードで打つ)をやっていますが、もうキーボードを見ないで打てるようになりました。

 

ブラインドタッチと言うのですが習得までに3か月ほどかかり、そこから少しずつ早くなっていったように感じます。それでも2枚描くのに1時間ほどかかるでしょうか?

 

帰り際また、姉のことを「寄生虫」と言ったのはとても残念でしたが俺も兄貴と何年も話してないので特に何も言いません。

 

いつもながら施設の食事がまずいと話しますが、確かに会社の弁当がかなりおいしかったことはありません。おそらく同じでしょう。

 

しかしこれにはからくりがあって本当にまずいものもあるかもしれませんが、選べないからまずいということがあります。

 

実際学校で食べた給食がまずかった記憶はなく、なんとなくおいしかったイメージがあると思います。

年齢を重ねるようになって好きな時に、好きなものを食べるようになっていつしか選べない → まずいというようになってしまったのだと思います。

 

あくまで言い訳チックですがけっしてよくないものを食べているわけではないと思っていれば、少しは違うと思いますので気持ちの上でそう思って我慢してください。

敬具

 

息子より

オナ禁していることを手紙に書いてしまいました

 

社長へ

拝啓

 

この生活も3年目となり、もうまもなく一時帰宅で久しぶりの外泊です。色々施設でも大変かと思いますが頑張ってリハビリ励んでください。

 

こちらはしらすが取れずおそらく3月ぐらいには獲れてくるだろうと思いながら、仕事がない日々を過ごしています。

 

社長ばかり我慢していると思われても かつ社長も俺ばっかり我慢していると思われても結果良くないので自分が我慢していることを上げようと思います。

 

まず禁欲しています。手紙でいうのもなんですが、しこってません。

 

これははっきり言って拷問です

 

世間では禁欲戦士 禁欲ファイターなど言いますが1か月我慢できる男は3パーセントという研究結果が出ているので相当なものであるというのは安易に想像できるでしょう。

 

社長が我慢しているのですから俺もがんばって いや頑張ってでは甘い そんな言葉で片づけられるほど禁欲は甘くありません。

 

性欲を殺す気で続けようと思います

 

元来男にとって最も困難とされている禁欲で タバコ 酒 以上に禁欲は困難であると言われています。しかし社長が我慢してる以上俺も負けないぐらい我慢しようと思います。

 

社長が帰って来る時がちょうど禁欲1か月になるところですが、禁欲していると世界の見る目がかなり変わります。

 

その辺にいる女の子がめちゃくちゃかわいく見えます

そして自信にみなぎり何でもできるように思えてくるのです。俺は大丈夫 禁欲できるのだから何でもできると思います。そして

 

もう嫁が女神のように見えます

 

ミロのビーナスです。

 

ちょっとのことでものすごいドキドキして、テーブル拭いてるだけでムラムラムラムラしてきます。

 

でも夫婦だからってなんでもできるものではなく、女神が近くにいるのになにもしてくれないという悲しき現実 いわいる拷問状態となります。

 

あまりの性欲に毎日筋トレをし、ランニングをこなし365日仕事しているのにさらに運動までしてしまうという

 

拷問を拷問でしか解消できないという状態になります。

 

これほど我慢しています。ですので社長も施設としての決まりを守るようにお願いします。

 

酒もタバコもかならずやめます

 

正直もう少し体が動くようになればもっと自由な施設に移動 → 本格的に在宅介護ということも視野に入れています。施設ではすこし規則が厳しいかもしれません。

 

毎日自由に食事が出来て、それでいて手厚い介護という施設もきっと存在しています。おそらく相当探さない限り見つからないとは思いますがきっとあるはず。

 

ともあれ規則さえ守っていれば誰にも会いたくないという 社長の願望 いわば世間から隠してほしいという願いは叶います。俺だって隠れたい 誰かに養ってもらって世捨て人になりたい そう思うことはあります。

 

とは言っても施設でつらいのはわかります。おそらく社長は規則を守る つまりいままで会社の王として何十年とふるまった人間にはどうしても窮屈でもっとも苦手な場所かもしれません。

 

お互いつらいことはあるので、お互いに未来へ我慢していきましょう。

 

敬具

ちょっとシリアスな社長への未来の行く末

スタッフの方々へ

 

お手数をおかけしますがこの手紙をFAXで申し訳ありませんが、本人へ渡してください。

それと今度一時帰宅ですが8月3~4日 12過ぎに迎えに行きますのでお昼ご飯はキャンセルしていただきますようにお願いします。

 

あらためて社長へ

拝啓

 

ばぁさまも無事退院し、また騒がしい日々が戻ってまいりました。社長は穏やかにお過ごしでしょうか??

 

8月3日は昼過ぎを予定していますが、競り次第ですので多少前後しそうです。またシラスが高くなってきたので買わない予定ではいますが、かなり安い場合はもしかしたら予定が狂う可能性があります、その時はまた連絡しますので一応そのつもりでいてください。

 

またお店で雑誌をもらってきますのでまたなにか美味しいものでも食べて、この前話せなかったばぁさまとそれなりに話してください。おそらくばぁさまもそのつもりでしょう。

 

もう2年8か月目に突入し、施設の生活もだいぶ板についたと思います。

 

 

まぁ埼玉になかなか積めないためいつもどおりといえばいつも通りで、いつも通帳はかつかつです。

 

最近色々不幸が続いています。友達の親ですが今肺炎から両足を切断し、意識不明の重体です。また友達の旦那が脳出血でなくなりました。年齢は39歳だそうで息子は4歳ぐらいと小さいです。

 

まぁそう思うと命あってのもので社長も生きてるだけありがたいのかもしれません。人間何があるかわからないものですのでとにかく施設で体にいいことをしたほうがいいと思います。

 

体は動かせないかもしれませんが健康であるのはいいことです。

 

社長を見ていて思います。おそらく時の流れとか考え方が昔と違います。トイレットペーパーをかなり使うとか、異常に手をふくとかとにかく何かが変わってきています。

 

俺は脳が回復する段階でそういう時なのではないか??と見ていてそういう風に感じます。言うならば施設の生活がのんびりしているということだと思います。

 

そういうところにいるのだからゆっくりリハビリに励んでください。

 

敬具

息子より

娘とどうぶつの森と自分

社長へ

拝啓

1日だけではありますが、少しは自宅に帰れて楽しかったでしょうか??姉も参戦し、子供とも会えてよかったと思います。

 

まさか姉とみつ団子食べる日が来るとは思いもしませんでした。

 

この激レア写真となってしまったことは言うまでもありません。子供もフンフンしてるだけで、もはや会っているといえるかどうかすらいつも怪しいところです。ママにくっついて

 

ふんふんふんふん ずっと ふんふんふんふん 

 

していて顔もろくにみられません。

 

思ったのですが今度帰ったときはグーフィーを買い替えようと考えています。チャックも壊れていますし、テロテロし始めたと思いますので思い切って買い替えようと思います。

 

次回はまた1日 5月30日~1日を予定しています。

 

少し遅くなってしまいましたが会社との予定が合わず、運動会やら七五三や文乃の誕生日などなかなかイベントが目白押しで予定を組むのが大変で、申し訳ありません。

 

前にも話しましたが娘がゲームを始めました。知っているかどうかわかりませんがWiiというゲーム機です。やっているゲームは「町へ行こうよ どうぶつの森」というゲームです。

 

このゲームは目的がなく終わりのないゲームで、村に住んで家を大きくしたり釣りをしたり花を植えたり、とにかく自由なゲームです。なにをやってもいいので7歳の娘が何をやるのかいつも楽しみです。

 

しかし人間とは面白いもので何をやってもいいといわれると、迷って最後はお金を稼ぐだけになってしまい、特にほしいものがなくなりダラダラと暇つぶしをするようになります。それはゲームでも現実でも同じなようです。

 

人生にリセットボタンはありませんが、あってもなくてもあまり変わらない気がします。もし時が戻ってもやっぱり同じような人生になるのだなと思います。

 

つい最近ゲームで自分の家を大きくしました。娘はとても喜んでいます。もちろんお金が必要なのですが

 

もちろん俺の素晴らしすぎるアシストで、もはや俺のお金で家を大きくしたといっても過言ではありません。

 

しかし人間そんなもんでやってもらえるならだれかにお金を稼いでほしいと誰しもが思っているはずです。仕事なんてしなくていいならできればしたくはないとほとんどの人が思っているでしょう。

 

良くも悪くも代わりの利かない人間はいません。

 

人間がいなければいけない場所なんてどこにもない 虫や草のように地球になくてはならない人間などいないと最近思います。人間に逃げ場などどこにもないのだなと…

 

社長の代わりに今はシラスを買い、家のことはまかせてください。

 

ゲームと一緒で何でもやっていいと思うと人は迷うものです。朝起こされておいしいかどうかわかりませんが、体にいいものを食べリハビリをして人と話す。

 

ゆったりと流れる人生をどうか楽しんでください。なかなかお互い男同士難しい部分がありますが月1ぐらい帰って、家族と話したりおいしいものを食べましょう。

 

それぐらいはできるので社長も楽しく過ごしてください。

 

敬具

息子より